九州稲作日記(田植え編)
- 米ラボ
2022.7.5
みなさんこんにちは。
今回お送りするのは、九州稲作日記田植え編です。
未読の方はぜひ種蒔き編もどうぞ↓
種まきが終わって約1か月が過ぎると、稲もすくすくと育ち、田植えの時期になります。
稲の長さも10cmほどになり、いつでも田んぼでの田植えができる状態です。
写真を見ると稲の根っこも、しっかりと根が張っているのがわかると思います。
前回の種まき編でもお伝えしましたが、お米出来るまでにはさまざま工程があり、
それは多岐にわたります。
田植え行う前には、必ず代掻き(しろかき)が必要です。
代搔きは、田んぼに水を入れ土を砕き均す作業のことを言います。
田んぼに、水を引き入れる時期が決まっている為、大抵田植えの直前に行う事が多いようです。
今年は土日の休日に田植えを行う為、代掻きも同時に行い、
代掻きが終わった田んぼから田植えを行うという形を取りました。
種まきの時とは異なり、田植えは機械化が進み人手をあまり必要としません。
我が家の場合、
田植え機の運転手、代掻き用トラクターの運転手、軽トラックで苗箱を運ぶ人。
最低でも3人集まれば田植えが出来ます。
機械化が進み便利になり、とても楽になりました。
田植えを手作業で行っていた時代を想像すると、ゾっ・・とします。
さてさて、代掻きが終わった田んぼに田植え機で移動します。
農道以外の一般道(公道)を移動する事があります。
田植え機やトラクターを含む農作業用の車両といったいわゆる特殊車両は、
公道で移動運転する為に大型特殊免許が必要となりました。
法令遵守のため、自動車学校に通い私も取得しましたV(^^)V
田んぼ(農地)も画一的に整地された区画ばかりでは無く、
ときには軽トラック1台分の道幅で、
自動車学校並みのS字カーブの農道を通らなければいけない事もあります。
踏み外したら合格のハンコがもらえないどころじゃない、
至難の業です。
そんなこんなで、苗箱を積んだ軽トラックが無事にS字カーブの農道の突破し田んぼに到着しました。
それでは田植え開始です!
代掻きを終え水平に均した田んぼでも、場所によっては、ぬかるむ場所があり、
直線的に田植え機が進みにくい事があります。
そうなると綺麗な田植えは出来ません。
多少の慣れが必要ですが、すぐに慣れます。
若葉マークの私にも、ばっちり出来ました!
最後に、今年一番上手に田植えが出来た風景をお届けして田植え編を終わりたいと思います。
いかがでしょうか(^^)?
あとは収穫の秋を待つだけです。
次回、『刈取り編』をご期待ください。
営業部・齊藤