30年のご褒美休暇!永年勤続パパの旅日記(後編)
~ あらすじ ~
あれだけ記事を書きたがらなかったのに、本編に行き着くまでの枕がつい長くなってしまったマルちゃん。
果たして、どんな旅だったのか。
全貌が今、明かされる!
・・・・・
<後編>※前編はコチラから
今回の旅ルートは宮城県仙台市を起点として、
①新潟県 関川村→弥彦村
②長野県 長野市
③石川県 金沢市
④福井県 坂井市→勝山市
⑤京都府 京都市
⑥岡山県 岡山市→倉敷市
⑦広島県 広島市
⑧兵庫県 姫路市
⑨大阪府 大阪市
⑩奈良県 奈良市
⑪三重県 伊賀市
⑫愛知県 名古屋市
⑬静岡県 富士市
⑭山梨県 忍野村
・・の順に巡り、仙台に戻ります。
最終的な総距離は、約2,600キロ余りとなりました。
道中のトピックスをエピソード形式で紹介します。
<Episode.1 車の整備は万全に>
我が家のスーパーカーはもはや15年以上は経過した軽自動車です。
軽自動車で2,600キロの旅に行くことに驚く(呆れる)方もいるかもしれませんが、だってそれしか車が無いからしょうがありません。
チープ旅ですからレンタカーを借りる気持ちは更々ありません。
軽自動車で行くことに何か冒険の要素も感じられます。
このため、点検整備だけは事前にしっかり受けました。
しかし残念なことに旅の途中で車が悲鳴を上げてしまい、
急遽、岡山市の修理工場でベアリング交換を受けることになりました。
日本半周を走破したスーパーカー!
修理工場では仙台から軽自動車で来たことを不審に思われたのか…
修理工場の方:
「あの~お客さん…、仙台からこの(オンボロ ※推測)車で来たんですか? いったい…、何しに岡山に来たんですか?」
と遠慮がちの質問が忘れられません。
もちろん自信をもって「旅です!」とお答えしておきました。
迅速丁寧に修理対応してくれた石井自動車工業の皆さん有難う!
<Episode.2 運転の感覚が東北と違う>
関東以西は、車の通行量が東北より圧倒的に多いです。
そちらの方にとっては当たり前かもしれませんが、東北人の私にとって車線が多いことにかなり混乱しました。
それに「右折・左折専用レーン」なんてものが交差点の百メートル以上も手前からあるので、
曲がりたいところで曲がれず、
直進したいところで曲がらなければならず、
目的地に辿り着くまで同じ場所を何回もぐるぐる回る羽目に陥りました。
道路が複雑すぎます。
特に名古屋!(怒)(名古屋の皆さんすみません)。
<Episode.3 神社仏閣、お城はほどほどに>
旅はどうしても観光名所に行きたくなります。
人によって様々でしょうがまずは定番の名所から攻めるのが旅行初心者にとって正攻法となると思います。
するとどうしても有名どころの神社仏閣・お城は押さえておきたくなります。
善光寺(長野県)
それぞれの神社仏閣、お城には様々な背景や歴史、人々の思いが込められています。
じっくり見学したいところですがなんせ10日間で2,600キロを達成しなければなりません。
一ヶ所にかけられる時間には限りがあります。
旅を楽しむのでははく「行くことが目的」になるのは正に愚の骨頂です。
今回それをやってしまいました(反省)。
金沢城(息子はお城にウンザリ・・・汗)
神社仏閣、お城は多くても一日2ヶ所程度に留めましょう。子供がぐだぐだになります。
<Episode.4 有名観光地に飽きた方へ>
その土地に根ざした動物園、水族館は楽しいです。
神社仏閣、お城でお腹いっぱいになった時にはお薦めです。
それもできれば少々さびれた動物園などが良いです。
今回は岡山市の池田動物園に行ってきました。
修理工場の代車で岡山市内をウロウロしていた時たまたま見つけた動物園です。
ここの目玉はなんといってもホワイトタイガー。
定番のキリンやチンパンジー、ライオンもいます(ゾウは数年前に亡くなったとのこと)。
どういうわけか牛、トビ、カモメ、サギなどさほど珍しくない動物もいました。
設備的にかなり古めかしいところもある昭和感満載の動物園です。良い味わいを醸し出しています。
ゲージの中のサギに野生のサギがせっせと巣作りの枝を運んでいました。
結ばれない恋とは知らず求愛行動に励んでいるサギの気持ちを考えると、
胸が締め付けられる思いがしました(涙)。
<Episode.5 忍びのお仕事>
今回の訪問地の中でも息子の食いつきがよかったのが三重県伊賀市の忍者博物館です。
伊賀流の忍者を紹介する博物館で忍者ショーも開催しています。
入館料大人¥800円、子供¥500払っていざ見学!と思ったその時、
「ショーを御覧になる方はこのまま奥にお進みください」と言われ何の疑問も抱かずに進んでいけば、
「おひとり様¥500です」と言われました。
ここで引き返すわけにもいかず、気持ちよく2人分¥1,000払わせてもらいました。ハイ。
ショーは期待以上の内容で迫力満点です。
手裏剣や鎖鎌などの忍者道具の紹介や扱い方を演舞を交えて説明してくれます。
約30メートル離れた所からの手裏剣投げなど見ごたえのあるショーでした。
忍者屋敷も様々なカラクリがあり楽しいです。
「忍者の仕事は戦うことではなく情報収集です。普段は農業などで慎ましやかに生活しています」とのお話しにいたく感銘を受けました。
<おまけ>
金沢市内で親戚(いとこ)にばったり会ったのはビックリでした。
栃木県在住でたまたま金沢観光に来ていたようです。
数年に一度くらいしか会う機会がないのになんで金沢で、と驚きでした。
息子の念願の最終目的地、原爆ドーム
以上、
「永年勤続表彰特別休暇」紹介
(の体裁をとった旅レポート?)でした。
途中修理は受けましたが車が壊れずになんとか無事仙台に戻れました、ふ~。
冒頭申し上げた通りケツトジャーナルにふさわしくない記事というのは重々承知です。
なのでクレームは一切受け付けません。
あぁそうです、自己満足の記事です。悪しからず。
あっ、それと私が長期間休んでいてもなんの支障もありませんでした。
営業所の優秀なメンバーが万全に対応してくれていました。
旅前に懸念していたことは全くの杞憂でした。
図らずも自分の存在の小ささを再認識してしまった特別休暇でもありました(泣)。
(机とイスが残っていただけでも嬉しい…)
ライター:マルちゃん