ケツトジャーナル

フードテックジャパン展へのご来場ありがとうございました

    • 展示会

みなさんこんにちは。

10/13(水)~15(金)に開催された、第2回フードテックジャパンに出展してきました。

 

弊社としては今回の緊急事態宣言が明けてから初めての展示会となりました。

新型コロナの新規感染者が少なくなっているため、気軽に複数人でお越しになる方も多くなっている気がしました。

平常時の展示会の雰囲気を久しぶりに感じることができたと思います。

しかし幕張メッセ開催となると、都心からお越しになるお客様はどうしても「遠い・・」と感じるようですね。

東京ビッグサイトとの比較もあるでしょうが、やはり最寄駅の海浜幕張駅から少し距離が離れてしまっていて、徒歩だと15分程度はありますがバスに乗るほどでもない、帯に短しタスキに長し状態がそのようなイメージを助長するのでしょう。

そんな幕張メッセへのアクセスが2023年春開業予定のJR京葉線新駅の誕生ですごく良くなりそうです。

新駅はあの超巨大イオンショッピングモールのすぐ裏側で、幕張メッセからも目と鼻の先という立地です。

果たしてなんという駅名になるのか、今からちょっと楽しみです。

 

・・・

さて本展は食品工場の自動化・省人化がメインテーマでありまして、製造設備機械の展示が多かったです。

水分計もそういった設備の傍らに置いて測定をするシチュエーションが多いので、高い関連性があります。

我々の今回のキャッチコピーといたしましては「今こそ時短・効率化」であり、ご来場者の方々が比較的関心のあるトピックだったであろうと思います。

非常に多くのお客様にブースへお越しいただけました。

 

とくに近赤外水分計・成分計などをご覧になるお客様は昨今非常に増えてきていますが、どんな内容でお問い合わせをいただくのか参考例を挙げてみたいと思います。

 

みなさんは減圧加熱乾燥法という水分測定法をご存じでしょうか。

食品の原材料から加工品までのほとんどが、常圧加熱乾燥法というサンプルを熱して水がなくなるまで蒸発させ、重量変動から水分を算出する方法を用いています。

しかし加熱が必須である故に、糖分が多く含まれるために焦げ付きやすい多くのお菓子などに関しては適用できないのです。

そこで減圧加熱乾燥法を用います。

空間内では常圧状態で100℃である水の沸点が、減圧させるほどに下がっていき、真空状態では50℃になります。

この特性を利用し、低温で水を蒸発させて水分を測定するのが減圧加熱乾燥法です。

しかしながらこの測定法は簡易測定器が存在せず、開発室や品質管理室はまだしも、現場での測定となると設備導入へのハードルが高いです。

そこで検討すべきが、近赤外水分計・成分計です。

 

― 近赤外水分計KB-270 ―

 

本器はサンプルの底面に近赤外光を照射し、反射した光の変化(=吸光度)を読み取ることで一度に最大4成分の測定を11秒程度で測定する測定器です。

減圧加熱乾燥法の値を基準値として、予め水分調整したサンプルを用いた検量線を作ることで、サンプルを加熱することなく現場でも簡単に水分値を得ることができます。

特にクッキー・ビスケット・チョコレート・キャンディなどの水分測定に近赤外を検討するシチュエーションは年々増えています。

本器であれば水分だけでなくタンパク・脂質・糖分なども一緒に測定できますので、ご興味がありましたらぜひデモ器でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

次回の展示会は幕張メッセで11/8(月)~10(水)開催のJASIS2021展となります。

多岐にわたる分析・測定機器が一堂に会する展示会となります。弊社ブースでは、本稿で紹介した器械も会場でご覧いただくことが可能です。

 

急激に寒くなって参りましたが、台風も発生するようないやらしい状況です。くれぐれも体調管理にお気を付けください。

 

それではまたよろしくお願いいたします。

営業部・中村

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