コンクリートテクノプラザ2019に出展しました。2019/7/10-12
- 展示会
みなさんは、コンクリートが何からできているか知っていますか。
「いやいや常識でしょ」の方から「砂?」「土?」といった方まで様々かと思います。
かくいう私も、この会社に入るまでコンクリートに関する知識が全くありませんでした。
コンクリートは大きく分けると4つ、セメント、砂、砂利、水からできています。
その他に、コンクリートの流動性を高める、減水剤と呼ばれる薬剤等を入れる場合もありますが、大きくは上記4つが練り混ぜられ、特に「水」の量がコンクリートの強度に影響し、その品質を大きく左右すると言われています。当社ケツト科学研究所ではその水分を測定する器械を開発しております。
去る7月10日(水)~12日(金)、コンクリートを研究する専門家の方たちが一堂に会し、日頃の研究の成果を発表するコンクリート工学年次大会が、札幌コンベンションセンターにて開催されました。
また同会場にて、コンクリート関連企業が出展する展示会『コンクリートテクノプラザ2019』も同時開催され、昨年に続き弊社も出展いたしました。この年次大会及び展示会は、毎年各主要都市で開催されており、札幌での開催は約10年ぶりとなり、来場される方々は、大学の建築・土木関連の先生、ゼネコンの技術者、建築土木系の高専生まで様々なコンクリートの専門家のみなさまです。
当社の出展ブースでは、フレッシュコンクリートから硬化後のコンクリートまでを対象とした、各種水分計をはじめ、数多くの製品を出展いたしました。
その中でも今回の目玉製品として『道路橋床版の健全性評価システム』を展示いたしました。
高速道路などの橋脚は、図にあるように、コンクリート床版の上に防水層、アスファルト層と別れており、コンクリート床版に雨水等が浸入すると劣化が促進されるため、防水層が重要な役割を果たします。
本製品はこの防水層の劣化状態をアスファルトの上から非破壊で診断できるシステムです。(※本製品は開発中のため参考出品となります。)
また、測定対象に連続で光を当て、その反射量からコンベア上に流れる測定対象の水分をリアルタイムで測定する「近赤外水分計KB-30」も展示いたしました。
この近赤外水分計は、コンクリートを構成する、砂、砂利の水分管理としてはもちろん、菓子類等食品や、製紙、燃料用木材チップ等、多くの対象に使われています。
本年も、大学の先生方やゼネコンの技術者の方等、多くの方に興味を持っていただき、よい製品のPRの場となりました。来年は広島にて開催予定です。
もし、上記紹介の製品にご興味がございましたら、器械のご紹介やお貸出しも行っておりますので、お気軽にこちらまでお問い合わせいただければと存じます。
〈営業部・高橋(健)〉